運輸支局で廃車の抹消手続きをすれば、タイミングによっては自動車税が返ってきます。手続きも簡単で、廃車の抹消手続きを済ませれば自動的に自動車税を返してもらう手続きも終了したことになるのです。
手続きが終了すれば印鑑証明書に記載されている住所に、自動車税を返しますというお知らせである還付通知書が届くので、金融機関でお金を受け取ることができます。
ただし自動車税というのは毎年4月1日から3月末日までの1年間分の税金です。
返ってくる税金はその期間の余った分になりますから、例えば8月に廃車の手続きをしたのならば、あまっている7月分がつきわりとして計算されて戻ってくるというわけです。
注意点としては、住民税などが未納だった場合にはそちらの補てんに回されてしまうことがあるということでしょう。もちろんちゃんと支払いをしていれば問題はありません。
また軽自動車は自動車税自体が安いので対象外になっています。
それから3月に廃車手続きをした場合も自動車税は返ってきません。ここで気をつけなければならないのは、4月1日をすぎれば自動車税は一度必ず支払わなければならないということです。
無駄に手続きをしたり税金を払わないためには3月中に廃車手続きをしたほうがよいでしょう。